実務的でありつつも、知的な刺激が得られるような仕事に惹かれる傾向があります。実践的なスキルや、技術に対する興味といった巨匠型の特徴が活かせるキャリアに向いているでしょう。
巨匠型には、次のような業界がオススメです。
生まれながらに分析力が高く、物事の複雑な内部の仕組みを理解できる巨匠型は、エンジニア職に高い適性があります。例えばコンピューターハードウェアのエンジニアとして、問題のトラブルシューティングや効率的な IT システムの構築といった作業を楽しめるでしょう。また、エンジニアの仕事には、巨匠型の批判的思考力や論理的な解決策が重宝されます。社会で必要とされる具体的な成果を生み出せるという点も、巨匠型にとってのこの仕事の魅力の1つです。独立して作業できるという点もこの性格タイプに好まれます。
エンジニア職と同様に、技術者の仕事にも複雑な機械の内外を理解する力が求められます。巨匠型は問題のトラブルシューティングを楽しむので、この分野の仕事に向いているでしょう。飛行機や空調機器、電気システムなど、技術者として問題解決能力と論理的スキルを活かすことができます。多種多様な機器の設置やメンテナンス、修理などは、巨匠型の得意分野です。多くの技術者は1人、または少人数のチームで仕事をしますが、これも内向的な巨匠型には魅力的に感じる点でしょう。
建築作業員
巨匠型にとって、建築関係のキャリアでは、実用的な目的がある実践的なプロジェクトに関われるのが魅力です。活動的な仕事が好きなら、建設や改修といった身体を動かす業務も楽しんで取り組めるでしょう。建築物の課題に対して論理的な解決策を見つける機会もあります。すべてのタスクが正確かつ効率的に行われるようにするためには、巨匠型の几帳面さも役立ちます。
検査官
工事検査官や保健所職員のような仕事は、分析的で几帳面な考え方が求められるため、巨匠型に向いていると言えます。さまざまなルールや規制を暗記して適用するというのも、巨匠型の得意分野です。急いで作業することを好まないため、すべての検査に時間をかけて徹底した作業を行います。1人で自主的に取り組める作業であることも、巨匠型にとって魅力的です。
旋盤工
高価で危険を伴う可能性のある機器を扱う仕事には、高い集中力と細部への注意力が必要です。この両方を得意とする巨匠型は、旋盤工に向いているでしょう。また、自分の労働の成果物をその場で見ることができ、高い満足感を得られます。旋盤工の仕事は1人で行うことが多いため、静かに集中して働くのを好む巨匠型にぴったりです。
鑑識官
鑑識の仕事には、細部への注意力や問題解決能力、批判的思考力が求められるため、巨匠型に向いているでしょう。この仕事は指紋や DNA などの有形の証拠を取り扱い、作業は静かな研究室で行われます。サンプルの収集や分析から、報告書の作成、法廷証言での詳細な説明まで、鑑識官のあらゆる職責で巨匠型の資質を活かすことができます。