指揮官型は意欲的で勤勉なので、仕組みがはっきり整った仕事に向いています。
混沌とした仕事や、誰かに従わなければならないような仕事よりも、自分に挑戦することができ、自主性が求められ、リーダーシップを発揮できる、次のような業界がオススメです。
プロジェクトの立ち上げを成功させるには、チーム全員がタスクをこなす必要があります。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの参加者たちを指揮し、役割と責任を管理して、進捗状況を把握します。小さなタスクや詳細まで管理しながら、全体像に集中しなくてはなりません。
指揮官型には優れた判断力とリーダーシップスキルが備わっているため、この仕事に適任です。プロジェクトマネージャーには、予算の維持、チームミーティングの実施、プロジェクトのタイムラインの整理など、多くの責任があります。人に指示を与えることが得意なので、プロジェクトマネージャーとして成功することができるでしょう。
営業
指揮官型は外向的で、人との関わりから活力を得ます。人とつながりたいという願望があるため、顧客との信頼関係を築き、結果として売上が求められる営業職に向いていると言えます。
指揮官型の人が営業職に就くには、商品に思い入れがあり、信じていることが重要です。情熱に突き動かされるので、自分が売り込んでいる商品に情熱を持てない場合、この仕事は難しいかもしれません。
医療分野
医療分野の仕事には集中力、気力、職業倫理が求められます。効率や意欲も必要ですが、どちらも指揮官型が持つ資質です。医療分野で自分に合った仕事を簡単に見つけることができるでしょう。
例えば、集中力と気力を必要とする外科医は、指揮官型に向いている職業です。他にも、医療分野では、歯科医・看護師・眼科医・薬剤師・理学療法士・内科医のような職業が指揮官型におすすめです。
監査業務
監査業務では、複雑な財務文書を分析して不正を特定し、さまざまな貸借表が一致しているかを判断する責任があります。監査プロジェクトを完了させるには集中力が求められますが、これは指揮官型の得意分野の1つです。ある程度の時間は単独で仕事をしますが、監査を受ける個人や企業、政府機関、銀行、金融機関など、複数の利害関係者とのやり取りも発生します。
自分のスケジュールを維持・管理する必要がありますが、これは起業家精神が旺盛で主体性のある指揮官型の強みでもあります。
講演者
指揮官型はカリスマ性があり自信に満ちているので、講演者として聴衆と信頼関係を築くことができます。講演者には正確さと思慮深さも必要ですが、どちらも指揮官型に備わっているスキルです。これらの資質を活かして、人事部長や広報マネージャー、自己啓発セミナーの講師など、人前で話すことを必要とする多くの役割で成功できます。